2010年2月10日水曜日

篠竹の米研ぎ笊(宮城県)


冬場、何が厭って米を研ぐのが厭で厭で仕方がありませんでした。
冷水で指先はかじかむわ、時々米は流れ出るわ、それにどこまで研ぐべきなのかもイマイチよく分からない。まぁ技量が足りないというのもあるのでしょうが、これを人に云うと、無洗米にしたらとか、水に触れずに米が研げるアイデアグッズも出てるよとか、いろいろ云ってくれるのですが、そこは偏屈なもので、便利ならいいというものでもないのです。

やらなきゃならないのは仕方ないにしても、どうにか愉しくできないものか。

そんなときに出合ったのがこの「米研ぎ笊(ざる)」。
目の細かいざるなので、米は受け止めたまま、研いだそばから濁った水だけがどんどん流れていきます。一度洗い流した糠を米が再び吸う心配もなく、金属のざるのように米を傷めることもありません。

軽くて程よくしなるので、吸水のために他の容器や土鍋に移すのも楽なうえ、洗って立てかけておけば割合すぐに乾くのもありがたい。これのお陰で、どんなに米研ぎに対する気持ちが楽になったか知れません。

0 件のコメント:

コメントを投稿